8日の大雨被害の状況が明らかになり、とりわけ稲刈り直前だった水田や、収穫間近の畑にの大きな被害があったことがわかりました。
水田に広がる石や砂利、実りの季節を迎えた稲穂はなぎ倒され、泥をかぶって黄金色から茶色に。
水津邦治アナウンサー「常磐藤原町です。川から水があふれだし、広い範囲で水田が水に浸かったということです」
いわき市常磐藤原町の水田では、藤原川の堤防が決壊した影響などで、広い範囲で水をかぶる被害が出ました。こちらの水田では、13日から稲刈りの予定でしたが、農家の人が田んぼに流れ込んだ流木やごみなどを取り除く作業に追われていました。
被害を受けた農家「やられたという感じ。倒れ込んでしまっているので、完全に寝てしまっているものはちょっと厳しいかもしれない。収穫量に影響が出る」
いわき市によりますと、藤原川の決壊による水田の被害はさらに広い範囲に広がっているとみられています。
「JA福島さくら」の調べでは、これまでに少なくとも水稲でおよそ700アール、トマトで210アール、イチジクで20アールの被害が確認されているということです。
