福島県郡山市の総合体育館が、およそ35年にわたって消防法の基準を満たしていなかったことが分かりました。

郡山市によりますと「宝来屋郡山総合体育館」は、1987年の消防法改正により、スプリンクラー増設義務化の対象となっていましたが、必要な対応をせず、およそ35年にわたって使用し続けていたということです。

このため、市は改修工事に合わせてスプリンクラーを増設すると発表しました。これに伴い、営業再開が当初の計画より半年ほど遅れ、2025年4月になる見込みです。

工事期間中は休館となるため、プロバスケットボール男子Bリーグ2部の福島ファイヤーボンズのホームゲームなど、さまざまなイベントに影響が出るとみられています。市は、「安全な施設運営に努めていきたい」としています。