処理水の放出計画について改めて見ていきます。処理水は今年度、タンクおよそ30基分の3万1200トンを4回に分けて放出する計画で、初回となる今回は7800トンの処理水を17日間かけて放出する予定です。

このまま予定通りに放出が進めば、9月10日に初回分の放出が終わることになります。また、東京電力では処理水の放出を受けて、モニタリングも強化しています。
現在、福島第一原発から3キロ以内の10地点で海水を採取し、トリチウム濃度などを調べています。今のところ、全ての地点で1リットルあたり10ベクレルの検出限界値未満であることが確認されています。

このほか、水産庁でもモニタリングを行っていて、処理水放出後に原発周辺でとれた魚について毎日、トリチウム濃度を調べていて、全て検出限界値未満でした。

こうした数値は毎日公表されています。今後も信頼性と透明性の高い情報を国の内外に示すことが求められています。