原発事故の影響で業務を休止している福島県立大野病院について、県は30日、後継となる病院を、6年後の2029年度以降に整備する方針を示しました。
大熊町の県立大野病院は原発事故後、診療を中止していて、現在は富岡町にある病院が双葉郡の2次救急を担っています。
県は、双葉郡に新たな2次救急医療機関の新設を進めていて、30日に開かれた検討会議で、大野病院の後継となる病院を、6年後の2029年度以降に整備する方針を示しました。
新たな病院は、大野病院の跡地に整備する計画で内科や外科などおよそ20の診療科を設け、入院病床数は将来的におよそ250床まで増やす計画です。
県は、10月にもこの計画を正式決定する方針です。