福島市で10年ぶりの夏合宿を行っている大相撲の荒汐部屋。21日の朝稽古から、地元出身の関脇・若元春関が合流し、ファンを沸かせました。

井上和樹アナウンサー「午前7時過ぎにも関わらず、多くの見物客が訪れています。皆さんの注目はやはり若元春です」

福島市出身の関脇・若元春が所属する大相撲荒汐部屋。荒汐部屋は、新型コロナによる行動制限が緩和されたことなどから、18日から福島市で10年ぶりの夏合宿を行っています。

夏合宿の稽古には、21日から参加した若元春。迫力ある取り組みを見ようと訪れた800人を超える人たちが詰めかけました。

Q.お目当ては誰ですか?
訪れた人「若元春。かっこよかった。」
訪れた人「ぶつかり合う音とか、実際に力士の声とか生で聞けて迫力があった」

稽古の終盤には、兄の若隆元との取り組みも行われました。力と力がぶつかり合い、両者一歩も譲りません。迫力ある兄弟対決に、会場は沸きました。

荒汐部屋・若元春関「三兄弟として関取に上がるというのは1つの目標でもあるので、自分が育ってきた場所で兄弟で胸を出すというのは特別感がある」

夏合宿は地元ファンとの貴重な交流の場にもなっています。20日、朝稽古の後に振る舞われたのは、部屋特製のちゃんこ鍋です。鶏肉やキャベツ、ニラが入った塩味の鍋を訪れた人たちが味わいました。

訪れた人「おいしかった。暑かったので塩分が最高だった。」

次の9月場所に向けて、地元の声援を力に変えたいと若元春も意気込みます。

荒汐部屋・若元春関「応援をしっかり一身に受けて、しっかり成績を残していきたい」

荒汐部屋の夏合宿は、25日まで行われます。