新型コロナウイルスの影響で中断していた福島県富岡町の伝統の祭り「麓山(はやま)の火祭り」が昨夜、4年ぶりに復活しました。
400年以上の伝統を誇る富岡町の奇祭「麓山の火祭り」は、新型コロナの影響で3年間中断し、15日に4年ぶりに復活しました。松明を担いだ下帯姿の参加者は25人です。
「千灯(せんどう)、千灯!」
目指すのは、標高220メートルの麓山の山頂で、参加した男たちは、雨でぬかるんだ山の一本道を松明の明かりを頼りに駆け上がります。最後は、ふもとの麓山神社の周囲を33周して、祭りは幕を閉じました。
富岡町出身の新潟から来た参加者「(この祭りは)思い出というか、なくしてはいけない、続けていきたいもの」
復活した「麓山の火祭り」はこれからも希望の明かりを町民に灯し続けます。