去年8月に福島県会津地方を中心に襲った大雨災害から1年を迎えます。日常を取り戻しつつあるなか、300年近くの歴史がある喜多方市山都町の棚田では、水路が復旧していないなど、大雨の爪痕がいまも残っています。

伊藤大貴記者(去年8月)「午前9時すぎの喜多方市です。JR磐越西線が通る橋が崩落しています」

去年8月・喜多方市

去年8月3日の夜から4日にかけて降り続いた記録的な大雨は、会津地方を中心に大きな被害をもたらしました。県内では、この大雨による犠牲者は出ませんでしたが、171棟の住宅が浸水などの被害に。住民は、片付けなど復旧作業に追われました。

なかでも被害が大きかったのは、喜多方市です。JR磐越西線では、濁川にかかる橋梁が濁流の勢いで崩落しました。

今年4月に運転を再開するまで喜多方ー野沢間では代行バスが運行するなど、住民は一時、貴重な移動手段を失いました。

甚大な被害をもたらした大雨から1年。徐々に日常を取り戻しつつありますが、いまも被害に苦しむ場所も・・・。