福島県内では4年ぶりの開催となる大相撲の巡業が4日、楢葉町で行われました。福島市出身の関脇・若元春も力強い相撲を披露して、つめかけたファンを沸かせました。

楢葉町のならはスカイアリーナで行われた大相撲楢葉場所。県内での巡業開催は4年ぶり、さらに楢葉町では初開催ということもあって、開場前から多くのファンが列を作りました。多くのファンのお目当ては若元春関です。

楢葉場所に訪れた人
「すごく筋肉質でかっこよかった。頑張ってほしい、白星期待しています。」
「若元春関を目当てに来た。真っ向勝負して勝っていく姿がかっこいい。ぜひ勝ってほしい。」

阿部正輝記者
「今、福島市出身の郷土力士・若元春関が稽古の土俵にあがりました。大きな声援が送られています。」

午前中、行われた公開稽古ではファンから熱い視線が送られる中、豊昇龍・霧島の両大関を相手に力強い動きを披露。地元・福島での巡業に気合十分です。

若元春関
「前に巡業で福島に来た時はまだ十両だったので、三役に上がって地元に帰って来られるのは力士のひとつの醍醐味だと思うのでうれしい。」

そして、取り組みが始まると今度は幕内の力士たちが迫力ある相撲を繰り広げます。若元春関は小結 琴ノ若との一番。土俵際で素早く身体を入れ替え、寄り切りで勝利。会場はこの日1番の大歓声に包まれました。
続く結びの一番では、霧島が豊昇龍との大関対決を寄り切りで制し、楢葉場所は幕を閉じました。5日も福島市で巡業が行われます。