去年、11年ぶりに町民の帰還が始まった福島県双葉町に、衣料品のリメイクを行う工房が完成し、町の産業のひとつとして期待が寄せられています。

水津邦治アナウンサー「こちらのショップには可愛らしいぬいぐるみがありますが、思い出の学生服を可愛らしい形にリメイクして届けてくれるということです」

「ひなた工房双葉」は、長野県のシャツメーカー「フレックスジャパン」が、双葉町の中野地区復興産業拠点に整備を進めてきました。

コンセプトは、「思い出の再生と創出」。衣料品のリメイクやオーダーシャツの生産拠点となる工房と、思い出の品をリメイクするコンセプトショップを備えます。

これは、オリジナルのハンカチ。描いた絵をハンカチに刺しゅうしてくれます。

フレックスジャパン・矢島隆生社長「双葉町は再生していく町。この町で再生事業を取り組んでいけばみなさんにも関心を持ってもらえるだろうし、事業としても離陸できるのではないかと」

町の再生を進める双葉町も、新しい工房の誕生に期待を寄せています。

双葉町・伊澤史朗町長「まさに双葉町は復興からの取り組みに一生懸命取り組んでいる町ですし、そういった企業にお越しいただくことによって町の再生も一緒に共にできるのではないかと期待しています」

「ひなた工房双葉」は、27日オープンします。