【編集後記】TUF報道部・伊藤大貴記者
今回はセルフポートレートを手がける喜多方市の写真館に一日密着。撮影中はみなさんの笑い声が絶えませんでした。コロナ禍で続くマスク生活。どうしても以前よりも表情は乏しくなりがちなだけに、人のぬくもりを肌で感じられたようでうれしく感じました。思えば実家には母に撮ってもらった幼いころの写真がたくさんあります。好きで始めた野球の写真や何気ない日常の写真…。あの日の空気や匂いがよみがえるだけでなく、家族に大切に育てられてきたのだと改めて気づかされます。今回写真館に訪れた子どもたちもきっとそんな風に振り返る日が来るのかなと見ていました。
話は逸れますが、担当記者は成人式の記念写真を撮りそびれています。今年で27歳になる記者が成人祝いとは無理があるから、家族でおそろいのTシャツでも着て撮ろうかなと思っています。
雨混じりのどんよりとした空からさわやかな青空に変わったこの日。そんな風にいつもより少しやさしい気持ちになれたのは、撮影を終えて帰る人の足取りが来た時よりも軽く、そして何よりも幸せに満ちた表情に映ったからなのかもしれません。













