76キロにある58の橋で「5年以内に工事必要」

橋の老朽化が進んでいるのは、今回工事が行われている区間だけではありません。ネクスコ東日本によりますと、本宮ICから宮城県の白石ICまでの76キロの区間だけでも、橋が112もあります。このうち、66か所を調査したところ、58か所で「5年以内に工事が必要」という結果となりました。

ただ、5年間で全ての工事を行うことは現実的ではなく、補修をしながら架け替え工事を待つことになります。

また、渋滞緩和のため今回「う回路」を設けていますが、車線の幅が狭いことや急カーブなど、複雑な形になるため、冬の工事では使うことができません。

東北の大動脈ともいえる東北道ですが、老朽化が進む中でいかに安全を確保していくか今後大きな課題となってきそうです。