「去年の雪辱果たしたい」リベンジ誓い県大会へ

あれから1年。学法石川へのリベンジを誓ったラストシーズン。谷中選手は、インターハイでの日本人トップ、そして「一流の証」とされる13分台という2つの大きな目標を掲げ、練習に励んできました。

谷中選手「あーきつかった!」
菅野監督「ラスト勝負になったら勝負できるよ。おっけ、おっけ」

谷中選手が意識するのは去年、全国中学陸上3000mで日本一に輝いた増子陽太選手。1年生ながら5000mに出場します。

谷中選手「最上級生として、学石1年の増子くんもいるが、後ろにいてレースを進めて最後勝ち切るレースだと先輩として恥ずかしいと思うので、ちゃんと前に出て自分の強さをアピールしながら優勝を狙っていこうと思う」

迎えたレース当日。序盤から、谷中選手が宣言通り集団を引っ張りました。隣には、増子選手の姿も。

そして迎えた、ラスト1週。レースが動きます。残り300mで谷中選手がラストスパート。「去年の雪辱を果たしたい」その思いを走りに込めました。

そして…最後まで力強い走りを見せた谷中選手は見事優勝し、学法石川にリベンジを果たしました。

レース後に感極まる谷中選手。

増子選手「完敗でした。リベンジさせてください」