移住後に起業、最大400万円の支援金

Q.こちらのお店はどういったお店?
浦住さん「セレクトショップで、日本国内や海外から仕入れた洋服を展開している」
去年3月にオープンしたセレクトショップ「GOOD LUCK STORE」。お客さんの評判も上々です。

お客さん「オシャレがあふれ出している」
お客さん「いわきももっと栄えてくれると、こういうオシャレなお店ができてくれると嬉しい」
浦住さん「地元を盛り上げたいというのが一番大きい。福島県内でお客様にショッピングを楽しんでもらいたいというのがあります」
【スタジオ解説】
こうした被災地に、新たな事業を起こすとなると、ハードルは高そうですが、原発事故で大きな被害を受けた地域の復興には、産業の創出がとても大切です。
そのための支援制度が、原発事故で避難指示の対象となった地域に県外から移住した人に最大200万円、移住後に起業した人に最大400万円が交付される制度です。

この制度について、移住相談などを受け付ける支援センターの代表にも、話を聞きました。
ふくしま12市町村移住支援センター・藤沢烈センター長「(12市町村は)だんだん街が戻り始めて帰還する人も移住する人も増えている。この地域が復興に伴っていろいろなサービスのニーズが増えてきている」

そのうえで、藤沢さんは、地域の経済の活性化が、復興には不可欠だと話します。
藤沢さん「仙台や東京に戻ってお金を使われてしまったら、地域の経済は回らない。どんどんお金を使いたくなる新しいお店やお土産など生まれることがこの地域の復興にとって大事なこと」