今年1月から3月にかけて福島県内で発生した、刑法に触れる犯罪は1600件あまりと、去年の同じ時期と比べて190件あまり増え、強盗などの凶悪犯が増えていることが分かりました。

福島県警察本部によりますと、今年1月から3月にかけて県内で発生した刑法犯は1654件と、去年の同じ時期と比べると194件増えました。

なかでも、万引きや空き巣などの窃盗犯が1116件と全体のおよそ7割を占めています。また、強盗や殺人などの凶悪犯も13件と、去年の同じ時期と比べて7件増えています。

県警では、刑法犯の増加について「新型コロナによる行動制限が緩和されたこと」が要因のひとつとみています。今年に入って高齢者の自宅を狙う強盗などが相次いで発生していて、県警では戸締りを徹底するなど防犯対策をするよう呼びかけています。