ヒラメ・アワビを処理水で飼育

奥秋直人キャスター「この中にはたくさんの機械がありますが、こちらはどんな施設ですか?」

東京電力 山中和夫さん「こちらが管理区域の中で、ヒラメ、アワビ、海洋生物を飼育している施設になります」

試験では、「ヒラメ」と「アワビ」それぞれ800匹ほどを海に放出する際と同じ濃度に薄めた処理水で飼育し、通常の海水で育てたものとトリチウムの濃度を比較します。

山中さん「こちらは普通の海水にアルプス処理水を混ぜてトリチウムの濃度を約1300ベクレルに調整している」
奥秋「現状はどうですか?海水とトリチウム水と比べて」
山中さん「全く違いはありません」

これまでのところ、ヒラメとアワビの体内でトリチウムの濃縮は確認されておらず、異常はないということです。

山中さん「実際にトリチウムを含んだ海水で飼育をすることで、魚、貝が通常海水と同じように元気に育っているという姿を目で見て分かっていただくというのが一番重要だと思っている」