夢はパティシエ、大熊で店を

後藤仁美さん「大熊町はいまのところ生活するうえでとても不便なところはあるが、手厚いサポートが受けられるので、娘の学習環境を優先して大熊町に帰ります」

学び舎ゆめの森は、従来の学校教育のように、答えのある問いだけを与えるのではなく、それぞれの好奇心を大切にして児童や生徒を支える環境を作っているといいます。

増子啓信副校長「自分の学びをデザインできるところに主体性が生まれてくると思うし、教員も決められたことをこなすだけという考えではなくて(子どもたちと)一緒に生み出す教育を展開したい。世の中にはいろんな年齢の人がいて成り立っているので、人と触れ合うというのは大事にしていきたい」

まもなく始まる「ふるさと」での学校生活。後藤さんが思い描く未来とは・・・

後藤愛琉さん「新しい学校で学んだり地域の人と交流を深めたりするのがが楽しみ。(将来は)パティシエになりたい。大熊町で店をやりたい」

子どもたちや地域の思いを乗せて「学び舎ゆめの森」がまもなく町に戻ります。

大熊町に帰還する「学び舎ゆめの森」は、義務教育学校のほか認定こども園などを一体にした教育施設となります。