3月13日からマスク着用が個人の判断に委ねられる一方、卒業式は「着用せずに出席」するのが基本とされたことを受け、福島県内の高校では困惑の声が上がっています。

小湊愛巳アナウンサー「郡山市にある尚志高校です。岸田総理の『基本マスクなし』の表明を受けて卒業生はどのように考えているのでしょうか。」

郡山市にある私立尚志高校が2週間前に保護者に送付した卒業式の案内状には「式参加にあたりマスクの着用をお願いします」と記されていました。

3月3日の卒業式まであと2週間あまり、尚志高校は「着用せずに出席を基本」とする政府の決定に困惑しながらも、このまま方針は変えずに「写真撮影の時だけマスクを外し、校歌斉唱や入退場時などはマスク着用を求める」ことにしています。

尚志高校・倉又晴男校長「生徒は今まだ大学受験も控えている。それからその先に大学の入学、就職する生徒であれば就職先のこともある。一番、生徒の安全を考えてマスクをするのがいいと思っています。」

3年間ずっとマスクをつけてきた3年生からも困惑の声が聞かれました。
「3年間マスク生活してきたので違和感がある。」
「マスクの顔で先生方の顔とか友達の顔とかも覚えているので、その方が馴染みがってマスクをした方がいいと思う。」

尚志高校・倉又晴男校長「マスクなしの方が一番いいに越したことはありません。マスクを外せるものだったら外した方がいいと思うがやはり現状はそうではない。」