農作業の合間にAIエンジニアに…?
それは「半農半テック」。福島大学はベンチャー企業「福島アグリテックスラボ」を立ち上げ、農業の合間にAIエンジニアとして働く、「半農半テック」を支援します。
県によりますと、県内の新規就農者は2022年度以降、毎年300人台で推移していて、昨年度は391人に上りました。一方で、就農から5年後以降も農業を続けている割合は昨年度で56%。県などからの手厚い支援がなくなり、収入が不安定となる5年後以降の定着が課題となっています。
小山良太教授「はじめから自走(自立経営)できる仕組み。「テック」の部分でしっかり稼いで「農業」の方に投資していく」
小山教授によりますと、コメ農家が年収1000万円を稼ぐためには、およそ35ヘクタール、東京ドーム7個分もの栽培面積が必要です。「半農半テック」では、農繁期や農閑期の作業量に合わせ、農作業の合間にAIエンジニアとして働き、将来的には農業収入500万円、AIエンジニアの収入500万円の合わせて1000万円を目指します。
AIエンジニアは、生成AI技術を使ったアプリや設計開発の技術者で、一般的なエンジニアのような高度な専門知識は必要ありません。「半テック」では、生産者や農業法人向けのAIリスキリングや、業務改善支援、DX化などを展開するということです。
まずは、葛尾村に今年9月完成する東京のAIデータセンターで、大学院生や地元の農家など20人が社員として働き、「半農半テック」に取り組むということです。
小山良太教授「テックと農業の比率で色んな事を考えられるので、全国でこういうのが広がるとひとつは若い世代が参加しやすくなるんじゃないか」
この取り組みを支援しようと、福島市の一般財団法人「ふくしま未来研究会」の南一美代表理事から福島大学に対し、研究助成金500万円が贈られました。
小山教授によりますと「半農半テック」を実現するためには「半テック」を受け入れる企業や「農業」の部分を支えるJAや地域の理解も必要ということで、福島大学のベンチャー企業がその橋渡しの役割を担うということです。小山教授は「成功例を出して全国のモデルになれば」と話していました。










