続いては「住宅」の話題です。このところ、住宅の建設は人手不足や資材の高騰で高値が続いていますが、そうした問題を解決しようといま注目されているのが「3Dプリンター」を使った技術です。いま、郡山市で福島県内では初めてという最先端の住宅の建設が進んでいます。
【吾妻康弘記者】「郡山市で建設が進むモデルハウスです。こちらのコンクリート製の外壁3Dプリンターでつくられたものなんです」
鉄筋コンクリート造平屋建ての2LDK。このモデルハウスは、兵庫県にある日本初の3Dプリンター住宅メーカーと業務提携した郡山市の不動産会社が建設を進めています。外壁と内壁が一緒になり中に鉄筋や断熱材がある構造で、千葉県にある工場の建設用3Dプリンターでコンクリートの層を積み上げる形で製造されました。
このところ、3Dプリンター住宅は各地に広がり、建築の世界で注目されつつありますが、こちらのメーカーは通常の8倍の硬さの特殊なコンクリートを使って早くできるのが特徴です。
【セレンディクス 堀島技術本部長】「我々、とにかく短工期でして早く建てることができます。そうすると、コストの低下、周辺環境への音への配慮。そういったことが可能になってきます。そこが違いですね」
基礎工事と壁の立ち上げまで3人の作業で今回かかったのはわずか6時間。平均的には半年はかかる鉄筋コンクリート住宅が1か月ほどで完成します。この技術でこれまでに能登半島地震があった石川県でホテルや復興住宅として、また和歌山県では鉄道の駅舎として建てられています。
気になる価格は、注文住宅で坪単価平均100万円を超える現在でも、80万円ほどに抑えられ、デザインや間取りも自在です。
【セレンディクス 堀島本部長】「今、ウクライナの復興住宅も進めていまして、本当に世界中に広まって行けば、もっともっと世の中、面白くなるんじゃないかと考えています」

このあと、内装や設備工事を行い4月にモデルハウスとしてオープンする予定です。この技術は、大阪・関西万博でも注目を集め、問い合わせが相次いでいて、これまでの建材と合わせると、2階建て住宅も作ることができるということです。










