福島県福島市松川地区に伝わる伝統の祭り、金沢の羽山ごもりが9日から始まりました。
平安時代に始まり千年以上の歴史があるといわれる金沢の羽山ごもりは、国指定の重要無形民俗文化財です。
金沢地区の男性たちが井戸で身を清め、3日間神社にこもって様々な神事を行います。
初日は、田植えの様子を表した「ヨイサァ」の儀式が行われました。
雷を表す太鼓を叩きながら囲炉裏のまわりを回ると次は代かきで、男たちはヨイサァの掛け声で騎馬戦のようにぶつかり、もみ合います。
最終日の11日は、羽山の神様がまつられている山にのぼり、農作物の出来具合などを神様に問う「託宣」と呼ばれる神事が行われます。