「新しい町になっちゃうんだな」

今、大野駅の待合室には、町出身のアマチュア写真家が撮影した当時の駅舎の写真が展示されています。

伏見さん「こういうところは懐かしいね。桜の木とかいっぱいあった。今は全部切られちゃったから」

かつて、大野駅周辺は商店が並ぶ町の中心部でした。しかし、震災後は多くの建物が取り残され、人も住めなくなりました。

現在は、その建物のほとんどが取り壊され、新しく生まれ変わった大野駅前。子どもの頃から町で育った伏見さんの目には、どう映っているのでしょうか。

伏見さん「これから新しい町ができあがっていく、新しい町になっちゃうんだな。新しくなるのも良いと思うんだけど、今までいた人たちがみんな避難していなくなっているわけだから、これからは他の人に任せて、俺らは見守るだけだから、見守るしかできないよね」