同じ帰還困難区域でも…複雑な異なる扱い
ふるさとの、かつての姿を伝える、今野秀則さん。津島地区の住民が起こした国と東京電力を訴えた裁判の原告団長で、この日は、東京から来た支援者にふるさとの現状を説明しました。
今野さん「際(きわ)除染された道路は、誰でも通行できるんですが、帰還困難区域の中なので、道路を通行する分には構わないけど、左右にぶれることはできないんです」
同じ帰還困難区域でも、場所によって扱いが異なるため、複雑さが増しました。
公費で解体される家、されない家。自由に立ち入りができる場所と、そうでない場所。原発事故による被害は同じであるにもかかわらず、一方的な線引きで、その扱いが異なるのです。

今野さんたちは、法廷の内外で、一貫して「全面的な除染」を求めてきましたが、
果たされないまま、15年になろうとしています。













