「廃炉ロボコン」当日。

いよいよ本番。しかし、福島高専チームのロボットは、スタート直前に遠隔操作にとって命綱となるカメラの不具合。

減点覚悟で、遠隔操作から目視による操作に切り替えます。

しかし、障害物に上がる際に負荷がかかりすぎて走行用モーターが停止し、無念のリタイア。


悔しい結果にも、塚田さんの表情は、晴れやかでした。



この大会は、難航している廃炉作業での新技術と、将来の技術者を発掘するのがねらいです。

審査員が見ているのは、課題を解決する力と、何よりも創造性です。

参加した高専生「課題が現実に即したものなので、与えられた課題以上に現場を想定して、自分たちでどういう機能が必要かということをしっかり話し合って作ったので楽しかった」



競技終了後、諦めかけていた福島高専に、思わぬプレゼントが舞い込みました。

「特別賞。福島工業高等専門学校」

アイデアが評価され、特別賞に選ばれたのです。

塚田さん「廃炉に貢献したいという思いは改めて強くなりました」

どこまでも自分らしく、どこまでも新しく。

若い世代のアイデアが、今後の廃炉作業を支えていきます。