「花園1勝できるように」
お互いにトライが欲しい後半。先にチャンスを作ったのは、松韻福島でした。トライラインまで1メートル。14人を集めて押し込みますが、ボールを地面につけられなかったという判定で、トライとはなりません。
解説・県ラグビー協会 吉田伸一理事長「トライゾーンに入ったんですけど、ボールのグラウンディングが定かではないということで、トライラインドロップアウトという形になります」
思うような展開とならない聖光学院。その流れを変えたのは、チームのキーマンでした。後半11分、相手のトライラインまで迫った聖光学院。ディフェンスのわずかなスキを突いてゴールに飛び込んだのは、キャプテンの遠藤!
聖光学院・遠藤慧史主将「フォワードが前で常にプレッシャーかけてくれたので、自分のスペースが空いたのかなと思っています」
キャプテンのトライで、聖光学院は、花園を大きく引き寄せます。後半22分には、フルバックの井出聖弥が技ありのスティールから大きく前に出て、最後はセンターの新垣!このトライで試合を決定づけた聖光学院。17対0で福島の王座を守り、創部以来、初の連覇を果たしました。
聖光学院・宇佐美和彦監督「率直にうれしい気持ちとまた花園に帰れるということで、また、12月に向けて練習を一層取り組まないといけないなという風に思っています。松韻福島さんの強固なフォワードに対して、聖光のフォワードたちがよく辛抱してトライを与えなかったのがよかったかなと思います」
スターティングメンバー全員が1、2年生の聖光学院。去年、大敗した花園で悲願の1勝を目指します。
聖光学院・遠藤主将「自分たちまだまだ課題があるというのが、今回の試合でわかったので、そういうところを修正して、さらにレベルアップして、花園1勝できるように頑張っていきたいと思います」
聖光学院は12月27日に東大阪市の花園ラグビー場で開催されるコベルコスポーツスペシャル「第105回全国高校ラグビー大会」に出場します。











