今年8月、福島県会津若松市のパチンコ店で、現金およそ2700万円が盗まれた事件の裁判で、元従業員の男は起訴内容を認めました。

窃盗などの罪に問われているのは、会津美里町の無職で、元パチンコ店従業員・真鍋一皐被告(23)です。

起訴状などによりますと、真鍋被告は今年8月、仲間と共謀し、勤務先のパチンコ店に侵入し、現金およそ2670万円を盗んだとされています。真鍋被告は当初、強盗事件の被害者を装っていましたが、その後の捜査で真鍋被告と共犯者による窃盗事件と判明し、これまでに男9人が逮捕されています。

22日に開かれた初公判で真鍋被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。その後、検察側は真鍋被告がパチンコ店で働いていることを利用し、すでに逮捕されている知人の男と共に、狂言強盗を計画したと指摘しました。そして、2人で事前に店の周辺を下見し、現金を運ぶ車の停車場所などを決め、共犯者に共有していたということです。

次の裁判は、11月19日に開かれます。