違法薬物を営利目的で譲り渡した罪に問われている「トクリュウ」グループのリーダー格とされる男の初公判が14日に開かれ、男は起訴内容を認めました。
麻薬特例法違反などの罪に問われているのは、郡山市の無職・八代清太郎被告(37)です。
起訴状などによりますと、八代被告は、去年1月から11月にかけ、郡山市内で仲間と共謀し、コカインや大麻などを営利目的で客に譲り渡したとされています。
14日に開かれた初公判で、下山洋司裁判長から起訴内容に間違いが無いか問われた八代被告は「ないです」と答え、裁判の争点は量刑となりました。
その後の冒頭陳述で検察は、「密売の期間や組織性、被告人の役割などの事情を考慮し、量刑を決めてほしい」と述べました。
一方、弁護側は「密売を紹介したのは知人で、被告人は指示に従って薬物を配達していた」「捜査に積極的に協力し、自身の罪に向き合い反省している」と情状酌量を求めました。
裁判は裁判員裁判で行われ、判決は17日に言い渡されます。