福島県郡山市の福島県商工信用組合の支店で職員が、貸付の保証人に関連する書類を後から代筆させていたことがわかり、懲戒処分を行っていたことが明らかになりました。

不正処理があったのは福島県郡山市にある県商工信用組合のコスモス通り支店です。福島県商工信用組合によりますと、2025年3月に行った法人への貸付の保証人について個人情報の取り扱い同意書がなかったことがわかりました。
このため職員が確認したところ保証人はすでに死亡していたため、保証人の親族に同意書の代筆を依頼し、5月に提出を受けました。この不正処理は内部通報で明らかになり、2人の担当職員は懲戒処分を受けましたが、不祥事との認識を欠き、東北財務局への報告と、公表はしていませんでした。福島県商工信用組合は他の長年の不正行為から2025年3月、東北財務局から業務改善命令を受けていて、今回の不正処理を受けて、さらに役員報酬の返納を行うとしています。