屋内使用は絶対NG

災害時の非常用電源としてお持ちの方もいらっしゃると思いますが、使い方を誤ってしまうと一酸化炭素中毒に繋がるおそれがあります。

屋内で携帯発電機を作動させるとどうなるのか?左上の数字が、空気中の一酸化炭素濃度を表したものです。時間が経つにつれ、警報音が鳴るなど、どんどんその数値が上がっていくことが分かります。

携帯発電機の運転中に出る排気ガスには一酸化炭素が含まれていて、NITEによりますと、5年前の9月、鹿児島県では台風による停電中に屋内で携帯発電機を使用し、1人が一酸化炭素中毒で死亡する事故が発生しました。一酸化炭素は臭いがないため、注意が必要です。

一酸化炭素の濃度と中毒症状をまとめました。

空気中の一酸化炭素濃度が0.02%を超えると、軽度の頭痛などが現れます。そして、1%を超えてしまうと数分で死に至ってしまいます。

こういった携帯発電機による一酸化炭素中毒を防ぐために
●携帯発電機を屋内では絶対に使わない
●屋外でも車のなかやテントのなかは危険なので、風通しのよいところで使う
以上のことを守ってください。

台風や大雨への対策とともに、事故を防ぐことも大切です。