バッグのパーツを製作したのは…

製作を支えてくれたのは、福島市にある就労継続支援B型事業所「なのはなの家」。ここでは、主に聴覚に障害のあるおよそ20人が会津木綿を使った雑貨や革製品などを手作りしています。

今回は、トートバッグについているボタンとそれをひっかけるループ、そしてポケットなどのパーツをここ「なのはなの家」の皆さんが作ってくれました。

作業を担っているのは主に3人のベテラン。ループに丁寧にアイロンをかける保科さんは、事業所の中でも人気の作家さんです。その隣で作業をする西野さんは、元クリーニング店勤務。熟練の技で素早くアイロンをかけていきます。

そして、もくもくとボタンづくりを進める渡辺さんにお話を聞いてきました。

渡辺清さん「この青い色がとてもきれいなので、気持ちよくボタンを作っています」

そんな渡辺さんにバッグの詳細を伝えると…。

渡辺さん「これを被って避難するんですね、安心ですね。今まではボタンを作っているだけで、何に使うか知らなかったので、教えてもらってなるほどと納得しました。品物を見てとてもいいと思ったので、売れれば私もうれしい」

なのはなの家の皆さんの丁寧な作業がトートバッグをより温かく、特別なものにしてくれていました。

「備えをもっと身近に」、そして「地域とつながりながら防災の輪を広げていきたい」。そんなTUFアナウンサーの思いが詰まったトートバッグが完成しました。トートバッグのカラーはブルーとオレンジの2色展開(各2500円)となっています。13日から15日まで「ふくしまSHOWカレーまつり」の会場で販売されますので、ぜひ手に取ってみてください。