「飲酒を事故の言い訳にしている」26年前の被害者も憤り
9日の裁判には、傍聴希望者が70人以上裁判所前に集まり、その中には、26年前に悲惨な事故で2人の娘を亡くした男性の姿がありました。
井上保孝さん「今まで飲酒運転をやった人がもう二度と飲酒運転しませんと必ず言うんです。でも、実際問題車を運転している人も結構います」
井上保孝さん(75)は1999年、東名高速道路での飲酒運転による事故で長女の奏子ちゃん(当時3)と次女の周子ちゃん(当時1)を失いました。9日の裁判を傍聴した井上さんは、「池田被告は飲酒を事故の言い訳にしている」と指摘しました。

井上保孝さん「むしろアルコールの影響があって眠ったり、意識が飛んでいたり(池田被告は)そういうような言い訳をしているような感じを持った。いずれにしても危険運転であることは間違いないと私は思っている」
10日は、亡くなった受験生の遺族が被害者参加制度を利用して意見を述べる予定で、裁判は10日に結審し、17日に判決が言い渡されます。