「新スタジアム候補地」は…
また、今年いわき市では、サッカーJ2・いわきFCの新スタジアムの候補地が小名浜の沿岸部に決まり、官民連携で整備を進めています。市民などから津波を懸念する声も上がる中、候補地について3人の主張は分かれました。
内田広之候補「防災に対する懸念があります。あの辺りは浸水想定区域が3mから5mなんですね。ハザードマップ上なので、6m以上のコンコースを作ります。そして踊り場兼歩く歩道、そういったものを広いスペースを用意して避難できるようにする。そして観客席も6m以上の所にいっぱい観客席を作ればそこは回避できるのではないかなと」
宇佐美登候補「今の候補地ではだめだと言わざるを得ません。なぜなら津波の可能性がある場所で、津波の被害を東日本大震災でも受けたこのいわきで、あの候補地の場所はやはりどうしても許しがたいと」
清水敏男候補「今J2ということで活躍しているわけであるので、スタジアムは絶対必要だと考えています。ただ現在発表された小名浜の港の近くというのは、いざ災害ということになったら避難区域にもなるわけですので、場所の見直しは必要だと思っています」
前回4年前の市長選でも舌戦を繰り広げた3人。内田市政の評価をはじめ、医療や防災、そして街づくりなどで論戦が交わされています。いわき市長選挙は、7日に投開票が行われます。