福島県玉川村では、子どもたちが受け継ぐお盆の伝統「南須釜の念仏踊り」が披露され、少女たちが伝統の舞で先祖の霊を供養しました。

寺の境内で披露された色鮮やかな「いで立ち」の舞い。南須釜の念仏踊りは、江戸時代の初期から370年あまりの伝統があり毎年、夏と春に行われます。

明治の頃に一度、途絶えたものの昭和に入り復活して以降、踊り手は女の子というのが習わしのこの念仏踊り。今年は12歳から3歳までの17人が、受け継がれてきた伝統の舞いを披露しました。

踊り手「緊張しました。見てる人にきれいだなと思ってもらえるように踊りました」

お囃子をした子ども「形が残らないものなので、このまま何年も何百年もしっかり受け継がれていけばなと思います」

華やかな花笠をかぶりあどけない舞いの少女たちは、このあと地区の新盆の4軒の家々をめぐり、お盆の風情を届けました。