東京電力ホールディングスは、福島第一原発の燃料デブリ取り出しに向けた作業費用を特別損失に計上した結果、8576億円の赤字となりました。

東京電力ホールディングスは、今年4月から6月末までの連結決算を発表し、売上げ高は1兆4251億円と販売電力量が減少したことなどから、前の年と比べて674億円の減収となりました。純損益は8576億円の赤字で、9369億円の減益となりました。

赤字となった要因として、福島第一原発の燃料デブリの取り出しに関連して新たに見込まれる作業費用9030億円を災害特別損失に計上したことを挙げています。この期間の最終赤字の規模としては、2011年の震災以降で最も大きくなりました。

資産額は14兆7114億円と2775億円減り、純資産も9200億円あまり減少しています。