「私たちの大事な言語」手話を学ぼう!
今年11月のデフリンピックを前に、選手たちと交流するために末永万智アナウンサーが手話を学びました。今回教えていただいたのは、県聴覚障害者協会の吉田愛さんと、手話通訳士の高橋富士子さんです。
県聴覚障害者協会では、デフリンピックの開催を前に、県内の小中学校や高校を回り、子どもたちにデフリンピックとは何か、聞こえない・聞こえにくい人の生活はどんなものかを伝え、手話にも親しんでもらう出前授業を行っています。その授業の中から、基本的なあいさつや、世界中の選手とコミュニケーションがとれる国際手話を教えてもらいました。

さらに、自己紹介に使える手話と、指文字も教えてもらいました。
意味を考えながら学ぶと、より楽しく覚えられる手話。出前授業で子どもたちの素直な反応を見ると、吉田さんもとても嬉しくなるといいます。
吉田愛さん「(子どもたちは)手話や聞こえない人に対してすごく興味を持ってくれている。学校に行く前に自分たちで手話の勉強をして指文字で自己紹介をしてくれる子もいてすごく嬉しく思っています」
東京デフリンピックの開催は、アスリートだけではなく、多くの聞こえない・聞こえにくい人にとっても希望となっています。
吉田愛さん「デフリンピックが開催されるということをきっかけに、私たちの大事な言語である手話をみんなに知ってほしいなと思う。またデフリンピックが終わったあとも、共生社会の実現を目指してみんなで頑張って盛り上げ続けていきたいと思う」
デフリンピック開催までまもなく100日前ということで、8月9日(土)に郡山市のうすい百貨店でイベントが開かれます。デフアスリートによるトークショーや、デフスポーツに関する紙芝居など、デフリンピックの知識を深められるイベントとなっています。手話体験ブースもあるということですのでぜひみなさんも手話に触れてみてはいかがでしょうか。
