10月に行われた福島県知事選挙で再選を果たした内堀知事の3期目の任期が始まりました。内堀知事は、新型コロナの県内の感染状況について、「第8波が近づいている」と危機感を示しました。
内堀雅雄知事は、14日朝、支持者や職員などが拍手で出迎える中、県庁に初登庁しました。
このあと、内堀知事は、幹部職員を前に訓示し、「被災の地・福島をまずは希望の地に変えていくことが当面の目標」などと強調しました。
内堀知事「去年までやっていた仕事にシンカ(進化・深化・新化)を加えてより良い形の効果を生み出すこと、それを毎年毎年継続していかない限り私たちの前進はない」
内堀知事の任期は、11月12日からの4年間。喫緊の課題となるのは、新型コロナへの対応です。
13日は、新たに962人の感染が確認された県内。感染者の数は、10日連続で前の週の同じ曜日を上回っていて、増加傾向が続いています。
また入院は460人で重症は1人。病床の使用率は60.5%と2日連続で60%を超えています。
内堀知事「第8波が近づいていると考えられますが、引き続き本県、全国の感染状況を注視していく」
こうした中、内堀知事は14日の定例会見で、県内の感染状況について、「10代の若者で感染が急拡大している」と指摘。マスクの着用や換気、ワクチンの早期接種など、あらためて感染対策の徹底を呼びかけました。