裏磐梯の自然や歴史・文化などを発信する、福島県北塩原村の裏磐梯ビジターセンターが今年4月にリニューアルし、展示が一新されました。
新緑がきれいな北塩原村。標高800メートルほどにある裏磐梯ビジターセンターがリニューアルオープンしました。

裏磐梯ビジターセンターは、磐梯朝日国立公園の自然を解説する施設で、トレッキングコースや動植物に関する情報を提供しています。

リニューアルのポイントは、磐梯山の噴火の歴史や、それぞれの季節にみられる動植物について、五感で楽しめる施設となっています。
例えば、ボールを使って五色沼の水の流れを知ることがでるコーナーも。五色沼湖沼群は、1888年に磐梯山が噴火を起こし、川をせき止めてできた地形です。

また、裏磐梯に生息している生き物を紹介する展示もあります。ツキノワグマのはく製もあり、実際に触ることができます。裏磐梯はツキノワグマの生息地なので、よく知って、事故を防いでもらおうと展示してあるそうです。ビジターセンターでは、クマ鈴のレンタルもしています。

また、冬にはスノーシューの貸し出しもしていて、動物たちの足跡を探すのも楽しそうです。
そのほかにも「生き物のつながり」や「色を楽しむ」などのコーナーもあり、色とりどりの野鳥や草花が展示されています。そして「音を感じる」コーナーでは、タブレットで選択して、裏磐梯に生息している生き物の声を聞くことができます。

また、VR体験もできるので、雨の日でも裏磐梯の自然を楽しめます。
磐梯山の山開きは、今年は雪が多くて当初の予定が延期されていましたが、6月15日に行われる予定です。ぜひ裏磐梯の自然を感じに来てみてはいかがでしょうか?