秋本真吾さん「遠くに出さなくて良いです、真下に着いたらそのまま走ることだけを意識して1本走りましょう」
選手の足を速くするためのスプリントコーチに、大熊町出身で元プロの陸上選手、秋本真吾さんが就任しました。

秋本さん「地元の根付いている素晴らしいサッカーチームに僕も大熊町出身ということで関われて嬉しく思っています」
9年前。
秋本さん「僕はなんかオリンピックあって良かったなと思いましたね。あそこまで自分の人生捧げてまで目指せたってスゲーなと思って。僕行けなかったんですけど、そこに向かってなりふり構わずやっていた自分ってすごいなと思うんですよね」

現役時代、200メートルハードルでアジア最高記録を樹立するなど主に短距離のハードルで活躍していた秋本さん。また、選手としてだけではなく…

秋本さん「記憶に残るような何かひとつきっかけになるような日にしたいという思いが強いですね」
プロの陸上選手として震災後には母校の大野小学校へ足を運び、大熊の子どもたちに陸上教室を開催。
走りを通して絆を深めてきました。

すると今度は当時、ロンドンオリンピックへの出場を目指していた秋本さんの背中を大熊の子どもたちが押します。
子どもからのビデオレター「秋本真吾選手と陸上教室をした時に僕は凄いな、秋本真吾選手みたいになりたいなとすごく憧れていました。秋本真吾選手は大野小学校の誇りです。ロンドンオリンピックに出場できるようにがんばってください」
秋本さん「嬉しいな…」
