プロ野球ドラフト会議で、中日から4位指名を受けた聖光学院の山浅龍之介選手をはじめ、福島県内関係では6人が指名を受けました。

喜多方高校出身で、東農大北海道オホーツクの伊藤茉央(まお)投手が楽天から4位指名。
聖光学院高校出身で、西濃運輸の船迫大雅(ふなばさま ひろまさ)投手が巨人から5位指名。


学法石川高校の黒川凱星(かいせい)選手がロッテから育成4位。
東日本国際大付属昌平の草野陽斗(はると)投手がDeNAから育成5位。
学法福島高校の佐々木明都(あきと)投手がソフトバンクから育成6位で指名を受けました。


この中で、TUFがこれまで取材してきた注目の3選手を紹介します。

■巨人5位・船迫大雅投手(聖光学院卒、西濃運輸)

巨人からドラフト5位指名を受けた西濃運輸の船迫大雅投手。宮城県蔵王町出身で、聖光学院高校時代はエースとして夏の甲子園に出場。チームのベスト8に貢献しました。

そんな船迫投手の高校時代からの持ち味は…

船迫大雅投手(当時聖光学院3年)「気迫あふれるピッチングを見てもらいたい」

「気迫のピッチング」。東日本国際大学時代は、エースとしてリーグ戦通算34勝をあげると、西濃運輸では、最速151キロ右腕としてチームを都市対抗野球に導きました。今回、巨人では、1972年の山本和生さんに並ぶ最年長の26歳にして指名を受けました。

■DeNA育成5位・草野陽斗投手(東日本国際大昌平)

DeNAから指名を受けた瞬間、涙があふれた東日本国際大付属昌平の草野陽斗投手。

草野投手は、いわき市出身で最速151キロのストレートが武器の本格派。今年夏の県大会では、エースナンバーを背負い、チームをベスト4に導くなど活躍しました。

東日大昌平・草野陽斗投手「呼ばれた瞬間ほっとしたが、これからプロの世界に入っていく中で、厳しい争いになると思うが、その中で勝ち取って育成選手ということで、支配下選手をとれるように頑張りたいと思う」

■ソフトバンク育成6位・佐々木明都投手(学法福島)

学法福島・佐々木明都投手「指名された時はまだドキドキ感が残っていて実感がわかない感じ」

ソフトバンクから育成6位で指名を受けた、学法福島の佐々木明都投手。183センチの長身を生かした最速140キロ前半のストレートが持ち味です。

佐々木投手「育成という言葉に負けずに誰よりも練習量、毎日やることを欠かさずに練習していきたい」