秋の高校野球・東北大会は14日、山形県で準決勝が行われ、福島県代表の聖光学院は、宮城県の東北と対戦しました。来年春のセンバツ出場をかけた大事な一戦は白熱した展開になりました。

聖光学院が対戦したのは、宮城の第一代表・東北。

聖光は、初回から攻め立てます。ツーアウトながらランナー3塁のチャンスをつかむと、打席には、4番三好。レフト前にヒットを放ち、1点を先制します。

しかし2回、聖光の先発・安齋が東北打線につかまります。この回、先頭バッターの4番・佐藤。打球をレフトスタンドに叩き込まれ、同点に。安齋は、この回、2本のソロホームランを浴び、逆転を許します。

反撃したい聖光は4回、得点圏にランナーを置くと6番・宮一。レフト前ヒットで試合を振り出しに戻します。

しかし8回ウラ、東北はワンアウト・1塁で、1番・金子が勝ち越しホームラン。聖光は、東北打線の猛攻を抑えることができず、2対6で敗れ、決勝進出とはなりませんでした。

聖光 100100000/2
東北 02000004x/6

聖光学院・高中一樹主将「最後に打たれて負けたのは、自分たちが未熟で力がなかった。一人の人として強さを鍛えることが自分たちの課題だと思うので鍛えたい」

秋の東北大会は16日、東北と仙台育英の宮城代表同士での決勝となります。

来年のセンバツ大会は記念大会となるため、東北地方の出場枠が従来の2校から3校になるということで、聖光学院の出場の可能性はまだゼロではありません。センバツ出場校は、来年1月に発表される予定です。