「未来永劫続くように」窯元の新たな挑戦

伝統の継承はもちろん、近藤さんが新たに取り組んでいるのが「陶胎(とうたい)漆器」という、福島を代表する会津漆器と大堀相馬焼がコラボレーションした作品です。大堀相馬焼の器に、会津の漆で絵付けしています。

さらに、今年はうれしい出来事もありました。産地形成には、後継者の育成が求められる中、4月から女性2人が近藤さんに弟子入りすることになりました。

近藤さん「避難生活はつらかったが、自分の中では常に大きな希望、目標を持ちながら進んできました。大堀地区の避難指示が解除され、色々な人がここに戻り、以前のように賑やかになればありがたいと思っています。ぶれずに大堀相馬焼が未来永劫、100年、200年続くようにしっかりと頑張っていきます」