福島県浪江町に、22日、東日本大震災の後初めて、24時間営業の牛丼店がオープンします。開店の背景には、子どもたちのふるさとを思う気持ちがありました。
浦部智弘アナウンサー「浪江町役場から道路を挟んですき家ができました。あすオープンです」
浪江町の国道6号沿いにできた「すき家6号浪江店」。震災後、町では初めてとなる24時間営業の店舗で、21日は、町の子どもたちが招待されました。
タブレットで注文する子どもたち「すごーい」

今回、すき家が町にできることとなったきっかけが「子ども議会」です。
なみえ創成中2年(2023年当時)松本玲夢さん「国道6号線沿いに、ドライブスルーが併設されたチェーン店の建設を提案します」
地元の子どもたちが、ふるさとの将来を考え、話し合う子ども議会で、2023年に一般質問した松本玲夢さん。「いつでも、好きな時に浪江町で食べたい」という想い、そして町民や町外の人も、仕事帰りに立ち寄れるようにと提案したと言います。
なみえ創成中3年・松本玲夢さん「私が発言して、そして実現したお店なんだなと思うと、他のすき家よりも特別感を感じています」

プレオープンの21日、子どもたちに無料で牛丼がプレゼントされました。
園児「楽しかった。牛丼カレーとりんごジュース(を注文した)」
園児「(注文は)難しくなかった。簡単だった。いいにおい」
保護者「深夜帯開いているお店が少ないので、夜小腹が空いたなという時に使いたいと思います」
復興の歩みを進める浪江町、そして、大人のことも考えた子どもたちの提案。「すき家」は、双葉郡では震災前に大熊町にあり、今回14年ぶりの復活となります。











