昨年度、2023年度の福島県産品の輸出額は13億円あまりで、初めて前の年度を下回りました。
県によりますと、2023年度の県産品の輸出額は13億3900万円で、これまで最も多かった2022年度を4千万円あまり下回りました。
輸出額が前の年度を下回ったのは調査が始まった2012年度以降、初めてです。
品目で最も多かったのは、清酒などのアルコール類でおよそ6億7千万円ですが、中国への輸出の減少で前の年度を下回りました。
次いで乾麺や味噌などの加工食品が3億3500万円で、こちらはドイツへの販路開拓で輸出が伸びています。
輸出額が減った理由について、県は中国経済の景気後退が影響したとみていて、輸出拡大に向け海外での展示会への出展などの支援に力を入れることにしています。