秋田県に続いて、福島県でも、クマが一時建物に居座る騒ぎがありました。
2日午前10時前、福島県喜多方市熱塩加納町の山あいの集落で「空き家にクマがいる」と警察に通報がありました。空き家にいたのは、体長1メートルあまりのクマ1頭。確認されてからおよそ4時間、空き家に居座っていましたが…。
「バン、バン、バン!」
佐々木夢夏アナウンサー「クマがいる空き家のすぐ近くにいます。先ほどから10発ほど発砲音のような音が聞こえます」
威嚇に使われた花火の数はおよそ30発。このあとクマは、近くの山林へ立ち去りました。これまでにカキの実が数個食い荒らされ、枝が折られたものの、けが人はいませんでした。
佐々木アナ「空き家に居座ったクマは、近くになっているカキを食べに数日間、この空き家に居座ったとみられています」
当初は猟友会の協力を得て麻酔銃の使用も検討されましたが、建物の中に居座ったことから花火で追い払うことになったということです。
喜多方市の担当者「立てこもっているという状態からすると、麻酔銃の使用ができないということでしたので、再度、現地本部で協議して、クマを安全な方向へ追い払うという判断になりました」
周辺の立ち入りが規制され、集落には緊張が走りましたが、山へ立ち去ると、防災無線では…。
防災無線「目撃されたクマはさきほど花火で追い払いました。なお再び出没することも考えられますので建物の戸締りを行ってください」
近所では、数日前からクマが目撃されていたようです。
近所の人「3日ぐらい前からいる。何回も見てる」
警察によりますと、クマは11月30日から目撃されていたということです。
専門家によりますと、クマは冬眠する直前のこの時期、栄養価の高いエサを好むということです。秋田市では11月30日、スーパーに侵入したクマが従業員を襲ってけがをさせ、居座っていましたが、2日朝に捕獲され、駆除されています。
クマは冬眠する直前ですが、まだまだ油断できない日々が続きそうです。











