1日、J2昇格への最後の1枠をかけたJ2昇格プレーオフの準決勝、今季のJ3で5位の福島ユナイテッドFCと、4位の松本山雅FCの試合は、長野県松本市のサンプロアルウィンで行われ、1対1の引き分けに終わりました。福島ユナイテッドはリーグ戦の順位が下のため、決勝進出はならず、悲願のJ2昇格を逃しました。

1万2604人が詰めかけたJ2昇格プレーオフの準決勝。アウェイの歓声が支配するなか、福島は決勝進出へ「勝利」が絶対条件。前半10分、左サイドの森のドリブルの仕掛けから、低いクロスをペナルティエリア内で受けた樋口が、左足でゴール右上に決めて先制した。福島は在籍9年目、32歳ベテランのゴールで先制に成功しました。

前半終了間際、松本が決定機を迎えますが、福島は体を張った守備で無失点で切り抜けます。前半のポゼッションは福島が48%に対し、松本は52%。シュートは福島6本に対し、松本は3本。そのうち枠内シュートは福島3本、松本1本。

後半開始から松本の反撃に耐えてきた福島ですが、後半20分、松本のコーナーキックからこぼれ球を高橋に押し込まれ、1対1の同点に追いつかれてしまいます。

福島は再び勝ち越しを狙いますが、最後まであと1点が奪えません。試合は1対1の引き分けに終わり、決勝進出はならず、今シーズンでの悲願のJ2昇格は逃しました。