■「ストイックにひきこもる」住人以上友達未満の気楽な共同生活

ひきこもりハウスに住むのは、テイクさんのほかに2人。笑顔が絶えないモモさんと、ゲームは一日8時間というあいべるさん。2人とも、北陸地方からひきこもりハウスにやってきました。


そんなひきこもりハウスを作ったのが、普段は建設業を営んでいる横山さんです。
その腕を活かして、築90年の古民家をシェアハウスに改装しました。

横山さん「きっかけは中田敦彦のYouTube大学ってのがあって、それで山奥ニートっていう題材で動画がアップされていた。それを見てこれやってみたいと思った。」

しかし、横山さんには家族がいるため、のんびり生活したいという人のためにひきこもりハウスを作りました。

ひきこもりハウスを作った横山さん


記者「どんなシェアハウスになってほしい?」
横山さん「みんなで楽しいシェアハウス。団らんしてギクシャクしないで、みんな仲良くできるシェアハウスが一番。」


住人も、ひきこもりハウスに魅力を感じています。

モモさん「この生活ですか?楽しい。住人以上友達未満だからこそ気楽にいられる。そういうのが自分に合っていた。」
横山さん「みんなストイックにゲームやってる。」
モモさん​「変なところストイック」
あいべるさん「むしろストイックにひきこもっている」
テイクさん「本気でひきこもっている」


“ストイックにひきこもる”個性豊かな住人たち


個性豊かな住人たちが、ひきこもりながらも前向きに暮らすシェアハウス。そこにはまさに、悠々自適な暮らしがありました。

【取材後記】TUF記者 植野天斗
テイクさんは、以前の働き方が自分に合っていないと感じ、環境を変えようと退職と入居を決めたそうです。現在は投資信託やブログの広告収入で生計を立てており、「ひきこもってゲームばかりしている」というわけではありません。自立したうえで自分に合ったストレスフリーな生活をしています。現在ひきこもりハウスには3人が住んでいますが、さらに3人の入居が決まっているそうです。まさに悠々自適。そんな暮らしがこのシェアハウスの魅力だと取材を通して感じました。