1日の臨時国会で、自民党の石破総裁が総理大臣に指名され、1日夜、石破内閣が発足します。福島の復興に関わる大臣はいずれも初入閣で、その手腕が問われます。
自民党の石破総裁は、1日午後の衆参両院の首班指名選挙で、第102代の総理大臣に指名されました。これに先立ち、1日朝の閣議で岸田内閣は閣僚らの辞表を取りまとめ総辞職しました。
去年8月に、処理水の海洋放出を決めた岸田前総理。60年を超える原発の再稼働を可能にする方針を閣議決定し、福島の事故後の原発政策を大きく転換しました。
一方、石破新総理は、午後4時すぎに総理官邸に入り、ただちに組閣に着手。林官房長官が閣僚名簿を読み上げました。
福島第一原発の廃炉や処理水対策などを担当する経産大臣には、当選5回の武藤容治衆院議員が、就任しました。また、中間貯蔵施設や除染などを担当する環境大臣には浅尾慶一郎参院議員。復興大臣には伊藤忠彦衆院議員が、それぞれ就任しました。
19人のうち、13人が初入閣となった石破内閣。トラブルで中断している燃料デブリの取り出しや、中間貯蔵施設で保管されている除染廃棄物の県外最終処分など、引き続き、石破内閣にも復興のかじ取りが求められています。
石破内閣は親任式と認証式を経て、1日夜、正式に発足します。










