福島第一原発の燃料デブリの取り出しが中断している問題で、東京電力は取り出し装置を格納容器の外に戻す作業を続けていますが、早ければ25日にも作業が完了する予定です。
福島第一原発2号機では、9月10日から溶け落ちた核燃料=燃料デブリの試験的な取り出しに着手していました。ところが、17日に装置の先端につけたカメラに不具合があり、作業が中断しています。
東京電力は格納容器の中に入っていた取り出し装置を外へ出す作業を続けていますが、24日は1.7メートルほど戻したところで作業を終えました。装置を戻す作業は、早ければ25日にも完了する見通しです。これまでのところ、カメラの不具合の原因はわかっておらず、燃料デブリを取り出す作業を再開するめどは立っていません。
こうした中、東電は、26日から、通算で9回目となる処理水の放出を開始すると明らかにしました。今回も、これまでと同様の7800トンを放出する計画です。










