10月5日、福島県内の最低賃金が「955円」に引き上げられます。これまでの900円から一気に55円、率にして6.1%のアップで、過去最高の上げ幅となります。

引き上げを前に、福島労働局は17日、福島商工会議所や県中小企業団体中央会など福島市の経済団体を訪ね、ポスターなどを配布して県内の企業などに引き上げを周知するよう要望しました。

福島労働局賃金室・鈴木孝春室長「例年よりも上げ幅が大きいので、今まで以上に注意していかないと最賃違反を発生させてしまうので、周知広報をより気を付けてやらないといけない」

厚生労働省では、最低賃金の引き上げで影響を受ける中小企業を対象に、すでに新たな設備投資に対する助成金や専門家による相談など、さまざまな支援を行っているということです。