シリーズ「復興の現在地」。今回は福島県富岡町から避難した先の喜多方市で、ブルーベリーの栽培を続ける農家に注目します。「またいつもの夏がやってきた」。ブルーベリーとともに歩む妻と夫の物語です。
特製のブルーベリーソースをたっぷりとかけたソフトクリーム。2017年から売り出され、喜多方市で人気になっている「ベリーズソフトクリーム」の看板商品です。

郡山市から来た客「バランスはすごくいいですよね。他にないという味がいいと思います」
遠藤綾子さん「東京の方はもちろん、埼玉の方もいますし、新潟・山形のバイカーの方もいらっしゃってますね」
こう話すのは、店長の遠藤綾子さん。13年前に起きた原発事故で、富岡町から喜多方市に家族で避難しました。

遠藤さん「一時的な避難だけで、戻れるだろうとみんな多分思っていたんです。だけど爆発したときに、絶望ですよね。ああ、もう戻れないんだって」