精算機、券売機、コストは数百万円

郡山駅周辺で10か所、およそ400台分の駐車場を持つ「エリートパーク」。

エリート株式会社・柳町裕貴さん「こちらの精算機はすでに新紙幣に対応していて、中身の改良が済んでいる」

エリートパークでは、新たな機器は導入せず、いまの精算機のシステムを改良して、新紙幣に対応します。

柳町さん「コスト面もあるが、メーカーで推奨するやり方、部品などの交換で済む」

新たな機器の導入に比べれば、コストは抑えられたものの、プリペイドカードの券売機も合わせると、更新には数百万円のコストがかかりました。

柳町さん「すべて合わせると数百万円ほどの費用がかかっている。お客様の利便性が一番なので、それに対応するため作業を行っていく」

紙幣の刷新が楽しみという声がある一方、事業者側はその対応に大きなコストを費やしていて、今後、価格に転嫁されていく可能性もあります。

今回取材した凜々亭やエリートパークでは、「値上げは検討していない」ということでしたが、今後、どのような影響があるのか見ていく必要があります。